通信制高校への入学を検討していると、「レポート」という言葉を目にすることも多いのではないでしょうか。
レポートというと、大学生が書くイメージを持っている方や、仕事で書くものと思っている方もいませんか?
「高校生なのに『レポート』を書くの?」と不安な人もいるでしょう。
この記事では、通信制高校で課される「レポート」とはどういうものなのかご説明します。
「レポート」の内容
通信制高校の「レポート」とは、各科目の単元の理解度を図る小テストのようなものです。
授業出席の代わりになるものなので、提出しないと単位が取れません。
教科書に基づいて、動画視聴や確認テスト、最後の問題(20~30問)が組み合わさっているものが「1回分」です(学校によって形式は異なります)。
今はオンラインで進める場合が多いので、タブレットやパソコンから専用サイトにアクセスして、画面上で解答を選択したり入力したりします。
大学のレポートとは違い、自分で長い文章を書いたり、調査を行ってから書くようなことはしなくて大丈夫です。
多くの問題が穴埋めや選択問題で、事前に視聴する動画や教科書を見れば解けるものばかりです。
試験ではないので、教科書等を見ても大丈夫。
学校ごとにレポートの仕様は違いますが、多くの場合、月ごとに締め切りがあります。
ただし毎月の締切に間に合わなくても、最終的には年末など決まった時期までに終わっていれば大丈夫であることが多いです。
レポートに取り組む流れ
それでは、通信制高校に入学して「レポートをやる」となったら、日々どういうことをしていけばいいのでしょうか。
1回分のレポートを進める流れを図にすると、このようになります。
このように、
- レポートを解く
- 提出する
- 採点されて返却される
- 合格の場合は次のレポート、不合格の場合はやり直し
という風に進めていきます。
多くの場合、手元に教科書を用意して、見ながら進めていきます。
1つのレポートは、人にもよりますが1時間くらいあれば終わります。
レポートの数は科目ごとに決まっていて、1年間でだいたい5~10くらいの間に収まります。
オンラインで進めるレポートを「提出」するのは、ボタンを押せば完了します。
進捗を見られるページもあるはずです。
採点された結果も、サイト上で確認できます。
不登校でも大丈夫?
「これまで不登校で、勉強も全然していないんだけど…」という方も多いでしょう。
結論から言えば、それでも大丈夫です。
大丈夫だと言える理由を何点かあげてご説明します。
意外と中学内容から始まる科目も多い
「高校に入るまでに、中学の勉強は終わっておかないと」と思う方もいるかもしれません。
しかし通信制高校のレポートの内容は、中学でやる範囲の内容をしばらく扱う科目も多いんです。
例えば数学Ⅰだと、因数分解や平方根など中3範囲から入るレポートがあります。
また英語については、動詞の過去形や現在進行形など、中学でやる動詞の活用や文法が頭に入っていれば、基本的な問題は進められます。
しばらく勉強から離れていたとしても、以前触れたことがある内容かもしれません。
「中学レベルでもわからない…」という場合でも、レポートを進める際に、必要な分野をかいつまんで勉強・復習すれば、かなり理解しやすくなるでしょう。
復習するにしても、高校に入ってからでも全く遅くありません。
インターネット上には無料のプリント教材や動画も多いので、それを検索して探してみてください。
一人で勉強をするのは難しいと思うときは、サポートをしてくれるところを頼ってみてくださいね。
教科書や動画を見れば解ける
これまでしばらく勉強から離れていても、教科書や動画を見ることができるなら、レポートは十分解くことができます。
レポートを解くには、これまでの学習内容をしっかり理解するというより、「動画や教科書から必要な部分を探す」という力が求められるかもしれません。
高校では新しい分野の勉強になることも多いので、これまでの状況に関わらず、ある程度「一からスタート」になります。
少しずつでも取り組めそうなら、全く問題ありません。
間違えても大丈夫。やることが大事!
レポートを提出すると、採点された後に、合否や点数が知らされます。
「8割くらい正解しないといけないのでは?」と思ってしまう方もいるかもしれませんが、そんなことはありません。
およそ3割~5割ほど正解できれば、レポートを完了したと認められます。
また、正解が少なくなってしまっても大丈夫。
やり直してまた提出することができます。
最初から完璧にできる必要はないので、安心してくださいね。
レポートは、「やることが大事」です。
提出してみると意外と正解できていることも多いので、まずは取り組めれば大丈夫です。
まとめ
いかがでしたか?
少しでも、通信制高校の「レポート」についてイメージが湧いたなら幸いです。
レポートを進めるペースや締切を自分で管理するのは、どんな高校生にとっても難しいことです。
一人でできるのも素晴らしいことですが、一人で全て抱えなくて大丈夫。
REOでも、提携していない通信制高校のレポートのサポートも可能ですので、お気軽にご相談くださいね。