
5月はこんな気持ちになること、ありますよね
新しい季節、新しいクラス、新しい人間関係。
春は、いろんな「始まり」がつまった季節です。
4月は、「よし、頑張ってみよう!」と気持ちを立て直してスタートを切った人も多いかもしれません。
REOの生徒さんでも、気持ちが上向いて、いろんなことを頑張っている様子が見られました。
でも、5月になって、ふと心や体が重たくなる……
そんなこと、ありませんか?
いわゆる「5月病」と呼ばれるこの時期の気分の落ち込みは、珍しいことではありません。
新しい環境に適応しようとするあまり、知らず知らずのうちに緊張がたまり、疲れがどっと出てくる。
そんな経験、実は多くの人がしています。
特に、不登校を経験したことがある人にとっては、
「ちょっとずつ外に出てみよう」
「また何か始めてみよう」
と思っていた気持ちが、この時期にふっとゆらいでしまうこともあるかもしれません。
「自分だけがしんどいのかな」と感じることもあるでしょう。
でも、それはあなただけのことではありません。
頑張ってきたから、ちょっと疲れる時期かもしれません
ここまで来るまでに、たくさんのことを乗り越えてきたと思います。
外に出ること、人と話すこと、自分のリズムを取り戻すことなど、どれも簡単ではなかったはずです。
「みんなできていることなのに」
「できて当たり前なのに」
そう思うかもしれませんが、そんなことありませんよ!
誰でも苦手なことはあるし、しばらくやっていなかったことは心の負担になって当然です。
だから、5月に入って
「なんとなくやる気が出ない」
「朝がつらい」
「人に会いたくない」
と感じたとしても、それはあなたが弱いからではありません。
むしろ、それだけ一生懸命やってきた証なのです。
そんな時は、“がんばらない日”もOK
毎日100点でいようとすると、心も体も苦しくなってしまいます。
たとえ「今日は何もできなかった」と思う日があったとしても、それでいいんです。
気持ちが追いつかないときは、自分のための「がんばらない日」をつくってあげてください。
たとえば、朝起きられなかったら、ゆっくり布団の中で深呼吸してみる。
テレビやスマホを見ず、窓の外の景色をぼんやり眺めてみる。
それだけでも、心が少しずつほぐれていきます。
少しだけ、気分を変えるヒント
とはいえ、ずっとふさぎ込んでいると、気持ちがどんどん内にこもってしまうことも。
そんなときは、ほんの少しでいいので「気分転換」をしてみませんか?
無理のない範囲で、自分に合いそうなことを選んでみてください。
散歩してみる
近所を10分だけでも歩いてみるのはどうでしょう?
自分が安心して出かけられる時間なら、何時でも良いです。
外の空気を吸うだけで、心がリセットされることもあります。
好きな音楽を流す
言葉にならない気持ちも、音楽ならそっと寄り添ってくれることがあります。
歌詞に共感したり、メロディに癒されたり。
お気に入りのプレイリストをつくってみてもいいですね。
小さなルーティンを決める
「朝起きたらコップ1杯の水を飲む」
「夜寝る前にストレッチをする」
など、小さなことでも“自分のリズム”ができると、心が安定しやすくなりますよ。
ひとりじゃないよ
つらいと感じたら、無理に前を向かなくてもいい。
でも、立ち止まりながらも、少しずつでも、あなたのペースで歩いていけるよう願っています。
REOへも気軽に相談してくださいね。